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用語集
- 衣食住及び医療等に幅広く使用されることが期待されるが、当面の用途は世界的に極めて深刻な課題で対応策がないとされている医療関連感染(HAI)に注力している。
ラボレベルであるが、既に繊維・建材・フイルム・水中で枯草菌類等は困難であるが、耐性の有無に関わりなく次の一部の細菌類・ウイルス類を継続して抑制できることを確認している。
①出血性大腸菌 ②MRSA ③ネコカリシウイルス(ノロウイルス)
④インフルエンザウイルス ⑤多剤耐性緑膿菌
⑥レジオネラ菌 ⑦カンジダ ⑧肺炎桿菌 ⑨薬剤耐性結核菌 など。
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継続抗菌
とはアリゾナ州立大学(米国) Charles P.Gerba, Ph.D(チャールズ・ジャーバ教授)が評価結果及び考察に基づいて論文に使用されている文言で「earthplusTM」を応用した製品の機能を保証するものではない。 |
- 厚労省の定義では、医師や看護師などの医療関係者側の過失(薬剤の誤投与や衛生管理の不徹底による感染など治療を行うにあたって必要とされる注意を怠ったため)によって患者に損害を与えることを指す。
国内外で問題が深刻化しており、何らかの手を打つ必要性を誰もが認識しつつも、現状では増加の一途をたどり、困難な問題を抱え解決の方法を見いだしかねている。
- 院内感染とは、病院内で治療を受けている間に感染することですが、近年、医療の現場が病院だけではなく、在宅ケア、介護施設等含め広い範囲に拡大しています。
そこで、従来の院内感染という言葉から、医療関連感染(Healthcare-Associated Infection 略してHAI)という言葉で表すようになりました。
つまり、医療関連感染(HAI)とは病院、介護施設、在宅ケア等の医療に関わる全ての現場で治療を受けている間に問題となる菌に感染する事を意味します。
- 米国環境保護庁=United States Environmental Protection Agency の略で、日本における環境省にあたる機関で、米国環境政策全般を担当する行政機関である。
抗菌剤などの認可はEPAの所管になり人の健康や生態系に影響を与えると考えられる薬剤を使用するためにはEPAの物質登録することが義務付けられている。これらは連邦殺虫殺菌殺鼠剤法に基づき規制され、化学物質の安全性及び環境リスク評価はFDA(食品医薬品局)同様に高い安全基準が設けられている。
FDAとは異なり、EPAは個人(企業)の権利に属するものではない。
- 光照射で触媒作用を示す物質の総称である。代表として、アナターゼ結晶を持った酸化チタンが知られている。光触媒は細菌・ウイルスという有機物と塗料・繊維という有機物の見分けが出来ない、紫外線がないと効果が発生しないという事で実用性に欠けることが多い。
酸化チタン(TiO2)を代表とする光半導体セラミックスは、白金電極等を担持させる事により、光により効率よく電子を励起する。この光エネルギー変換作用、即ち光触媒作用を利用して、水や有機物等の分解が可能であることは「本多・藤嶋効果」として良く知られている。
そもそもこの技術の目的は、太陽光により水を分解し、クリーンエネルギーを作り出すことにあった。しかし、最近特に環境・健康に関わる問題が多く発生しており、これらに対応出来る可能性がある技術とし、この領域で見直されているものである。具体的には、細菌、ウイルス、カビ、NOx-SOx、水苔、防汚、防臭の用途が期待されている。
光触媒に要求される特性は、バランスの取れた酸化還元力、電子、正孔の寿命、移動度、表面の触媒能(超微粉)、水溶液中での安定度などが重要な要素となっている。
白金を担持した酸化チタンの超微粉の状態では、使い勝手と経済性などの実用面で問題があり、実用化されなかった経緯がある。このため如何に触媒機能を損なうことなくコーテングするかが課題となっている。
- 金属(メタル)銀は殺菌効果がなくイオン化して初めて殺菌効果が発生する。しかしナノテクノロジーの進歩によって金属の銀が1から2ナノサイズに微細化されることによって殺菌機能が発生、ナノシルバーと命名されている。最近銀の魚に対する毒性が話題になっているが、これはあくまでもナノシルバー・銀イオンの話題であり、所謂金属銀の事ではない。
ちなみに、「earthplusTM」に用いられている銀は殺菌には関与しない数十ミクロンの金属銀が用いられている。この銀の粉末のみで細菌が死滅しないことを確認している。
- 抗菌するためには高温・高圧・電磁波以外には薬剤しかありません。薬剤は毒性・耐性菌の発生・液剤・一過性・即効性という特徴を持つ。薬剤が即効性を必要とするのは継続性がないためであるともいえる。
一方「earthplusTM」は食品添加物として認められたセラミックスの複合材でもあり、毒性が確認されていない物質です。また継続して抗菌が可能な初めての材料でもあります。繊維・建材・水・空気等に使用し、トータルソリューションとして室内環境の浄化ビジネスの展開が期待されます。
- 薬剤は常時人の身の周りに使用不可のため、世界に実用レベルの感染の臨床事例はない。唯一、実用性に欠けるが、米国防省で銅を使った事例がある(2011/7)。
病室内の ①ベッド柵 ②ベッド用テーブル ③椅子 ④コールボタン ⑤電子カルテ ⑥点滴支柱 に用いる事で69.1%院内感染の抑制の可能性があるとされている。MRSAは病室で用いられる繊維上で1か月以上生き延びることが確認されており、遺伝子解析により所在が特定できる現在、特に欧米で病院経営においては訴訟が多発、極めて深刻な状況にある。
出典元:19th Annual Health Forum And American Hospital Association Leadership Summit,July 17-19,2011,San Diego, CA
- 周期表上のほとんどすべての元素を同時に測定可能であり、測定元素についてng/L (ppt) の濃度レベルで測定できる装置である。
- アパタイトとは、M10(ZO4)6X2の基本組成をもつ結晶化合物の総称で、その語源はギリシャ語の「欺く」、「惑わす」に由来しており、Mの位置にはCa(カルシウム)やMg(マグネシウム)など、Zの位置にはP(リン)やSi(ケイ素)など、Xの位置にはOH(水酸物)やF(フッ素)などが入り、それらの組み合わせにより多くの類似した組成を持つ化合物が存在しています。これにより多くの科学者たちが惑わされ「アパタイト」という名前をつけたとされている。
その中で、カルシウムとリンを含む水酸化物はハイドロキシアパタイトと呼ばれ、骨や歯の主成分である。隣は「リン酸」を灰は「カルシウム」を意味する。
- DPC制度(以下「DPC/PDPS:Diagnosis Procedure Combination/Per-Diem Payment System=1日当たり定額報酬算定制度」)とは「出来高払い」と病気ごと1日の点数を定めた「包括払い」を組み合わせて算定する制度。2012年現在で1,505病院となり、全一般病床(約90万床)の53.3%(48万)を占めるに至っている。
● DPC/PDPSは一入院につき一病名、以外の治療費は病院の持ち出し。
● DPC/PDPSはHAI対策支援の起爆剤になる。
- HAIによる損失試算事例 (木村哲/国立国際医療センターの試算)
日本全体で総額1兆7千億円の医療費が院内感染で余分に使われている。
患者回転の悪化による損失と同時に病院の信頼の失墜に繋がる。
DPCと出来高払い比較では、DPCが一入院症例当たり約150万円低い。(名古屋大学医学部付属病院救急部試算 /武澤純)
出典元:IC Network
- 衣類についての人体生理学と環境保全に貢献する権威のある実践的研究所。
クリーニング後の繊維に残る残渣有害物質の安全についても研究。
1946年設立。本部はドイツのベンニックハイム。
ホームページアドレス http://www.hohenstein.de
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